2023年2月14日火曜日

【注意喚起】テクニカルトレーダーY氏について。

久々ですが、注意喚起です。

多分ほとんどの人は知らないと思いますが、どっかで検索にでも引っかかったらいいなと思い、書いておきます。

一応証証拠のようなものも置いておきました。


とりあえず結論。


彼の販売している手法を購入するな。

紹介しているEAも絶対に使うな。


トレードは自分でやった方がいいです。絶対に。

自分でやって稼げないなら、色々向いてないので、別の稼ぎ方を考えたほうがいいです。


・・・


 随分前に「成功の本質と哲学」というEブックを読んで、「なんかよくわかんないけどやばい」と思い、メールマガジンを登録していた「本庄裕也」氏。

いわゆる情報商材の世界では有名なコピーライターであり、かの「秒速で億を稼ぐ男」こと与沢翼さんの販売する情報商材のセールスレターを書いたことでも知られています。


まあ、なんかそういうので稼ぎすぎた挙げ句に脱税して一度ニュースになってましたが。

参考動画:https://www.youtube.com/watch?v=v00bSy1H3G4


そんな本庄さん、現在では「トレーダー」としても活動しています。

Twitter上では「テクニカルトレーダーY」という名前でアカウントを所有しており、「本物の手法である証明」と称して毎月リアルタイムトレード(のようななにか)の結果を報告しているようです。


その勝率はなんと驚異の99%。

7割とか8割行けば十分すごいはずのトレードの世界において、まさに圧倒的とも言える成果を叩き出しています。


で、本庄さんはその「圧倒的な勝率を誇る手法」を情報商材として販売しています。

その価格は確か50万円とか100万円とか、そういう感じ。

僕も1度購入しているので、その内容も知っています。


結論を言えば、「再現性がない」。

つまり、人によってエントリーポイントが異なる可能性があります。


本庄さんのトレード手法はいわゆる「ライントレード」というもので、トレンドラインを平行に2本引いて(=チャネルライン)、そのラインとチャート(ローソク足)との関わりによってエントリーとエグジットを行うものです。


内容はボカしますが、イメージとしては時間軸ごとにチャネルラインを引いて、それぞれのチャネルラインの「重なったポイント」をスコア化し、そのスコアが一定値を超えたポイントでエントリーする、みたいな感じです。


これを実際にやってみればわかるんですが、まず忙しい。

リアルタイムで更新され続けるチャートに対して常にチャネルライン(厳密にはその「候補」)を引き直し続ける必要があります。


で、その更新され続けるチャネルラインの候補(彼の手法においては、山が2つ、谷が2つのチャネルラインが売買判断の基準となる)を監視しながら、もしそれらが正式なラインになったなら、その都度「スコア」を計算し、売買可能かどうかを判断する。


抽象的でわかりにくいと思いますが、マニュアル自体も終始こんな感じです。なんか哲学書を読み解いているような感覚になったのを今でも覚えています。


なんかテクニカルトレーダーYさんのトレードでは常に勝ちを続けているようなイメージがあるものの、実際には彼の言う「1回のトレード」というのは、

「1回のエントリーと1回の決済」

ではなく、

「複数回のエントリーと複数回の決済のトータル」

で決まっているようです。


なので場合によっては、エントリーを間違っていたにも関わらず結果的に「負けを取り返してプラスになったので勝ち」に分類されてしまったトレードも存在します。

これだと「別に勝ちなら勝ちでいいんじゃない?」って言われそうなので……うーん。


彼の手法を購入した身としては、どうしても勝率に違和感があるんですよね。

本当に勝ってるのか、そう見せるのが上手いだけなのか。

何にせよTwitterで公表してる結果なんて別に削除できるわけですし、削除したってずーっと彼のアカウントを監視してる人じゃないとわかりません。


……と言っても「言いがかりじゃない?」って言われそうなので。

実は彼の開発したEAも存在します。

本庄さんの手法をもとにしたEAらしく、その勝率は概ね6割程度と高くはありませんが、負けたときのリスクを限定しながら、着実に利益を得られるポイントのみを狙ってトレードすることにより、長期的にプラスを維持する感じらしいです。


2022年12月時点でのパフォーマンスは、直近3ヶ月で概ねプラス20%ぐらい。

具体的な収支に関しては、本人から配布されるPDFで確認することができます。


「ほう、じゃあ試しに運用してみようじゃんか」と、1月半ばから運用開始。

リスクも限定的で、かつ勝率の高いポイントでのみエントリーするということで、まあ、マイナスになったとしてもそれほど大きくはならないだろう。


そんな目論見で半月稼働した結果はなんと、マイナス50%。

半月で入金したお金の半分ぐらいが消滅しました。

これはひどい。


見てみれば、1回のトレードあたりの損失を「5%」に設定しているらしく、例えば100万なら1回負けたらマイナス5万円です。


えーと、証拠がありますので、貼っておきます。まあ、こんなEAに引っかかったやつが馬鹿ですね。

若干画像が見切れてますが、リモートデスクトップの画像をキャプチャしただけなのでご勘弁を。


これがだいたい1月半ばから2月頭までで、そこから資金を引き出して更にしばらくテスト的に運用したら(大体10万円ぐらいだったはず)、今月分はマイナス1万6000円ぐらいでした。


1月分のマイナスがせめて10%ぐらいで収まってたら、普通にテスト運用を継続しても良かったんですが、流石に50%はあり得ないでしょう……。

一度のマイナスが平均で5%で、それがポンポン飛んでいくんだから、リスク管理も何もあったもんじゃない。


一応余っていたお金を適当に放置してたからこうなったものの、少しは期待してただけにガッカリ感はすごかったです。

このEAをよくもまあセールスレターで自信を持って出せたもんだなと……。


明らかに最大ドローダウン50%を「得られる」EAは異常なので、それを公表する本庄さんの感覚も「異常」と言わざるを得ません。

しかもこのEAの稼働を人を雇って24時間監視体制でやってるっていうんだから……。

なんのためにやってるんでしょうね。


ちなみに本庄さんは、「人を雇ってEAを稼働している関係上、そのうちEAの稼働を停止する可能性があります。が、そのロジックを学んでおけば、仮にEAが停止したとしても一生稼ぎ続けることができます」みたいに言ってます。


でも、そのEAを稼働した結果がそれなんだから、そもそもの手法のロジックそのものが非常にお粗末なものなのだと判断せざるを得ません。


ということで、「テクニカルトレーダーY」の手法は信用するなという話でした。


ちなみに彼が運営しているのは、以下のサイトです。


「テクニカル分析と統計心理学。」

https://market-researcher.info/


上記の前提を理解した上で見てみれば、娯楽としてなら面白いかもしれません。

資産運用と考えるなら、絶対に関わらないようにしましょう。

コピーライティングの能力は非常に優れているため、説得力は凄まじいです。(でも実情は惨憺たるものです)


また、彼を称賛している人がいたら(例えばyuuなど)、その人とも関わらないようにしましょう。


100%同類です。


終わり。


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