2020年1月25日土曜日

損失回避とプロスペクト理論

珍しくというべきか、アフィリエイトの発生金額が1日15万円を切りました。

昨日の発生額は11万6000円。

対して使用した広告費は2万7000円ぐらい?だと思うので、これを発生額から引くと8万9000円。

普通に考えればこれでも十分な金額(30掛けで250万円程度)なので、特に気にする必要はありません。

さらに言えば、広告のクリック数(約1700)、クリック率(約40%)、クリック単価(約15円)、および誘導率(約70%)にも大きな変化はありません。

なので、普通に考えれば「発生のバラツキの下振れが、たまたまこの日に来た」と捉えるべきでしょう。

毎日同程度の金額が発生し続けるほうが逆に気持ち悪いですしね。

……ということは客観的に捉えれば明らか……ではあるんですが。

・最大で25万以上の発生まで行ったこと
・初日と2日目以外はこれまですべて15万円を超えていたこと
・発生額500万円達成を密かに狙っていること

などなど考えると、どうしても「発生額が少ない」ことに目が向いてしまいます。

おそらくこれは億トレーダーとかに対する、

「100億円持ってるんだから、1億円ぐらい減ったって全然問題ないじゃん。
なんでそんなに落ち込む必要があるの?」

という感想に近しいものがあると思います。

とは言え人間はそういう心理を持ってるもの。

ダニエル・カーネマンと誰それさんの共著のファスト&スローにも書いてあるんですが、こういう心理は「プロスペクト理論」で説明することができます。

プロスペクト理論って聞くと知ってる人は

「それって利益より損失のほうが大きく感じるって人間心理でしょ?」

ってなると思うんですが、もうちょっと細かく言えば、「損失回避性」と「プロスペクト理論」はイコールではありません。

以前めっちゃ調べた覚えがあるとは言え現在はうろ覚えではありますが、確かプロスペクト理論は、

・基準点(正確な用語を忘れた)
・損失回避性
・感応度逓減性(正確な用語を忘れた)

といった組み合わせの理論だったはず。

つまり損失回避性=プロスペクト理論ではなく、プロスペクト理論の中に損失回避性が含まれてる、みたいな。

そんなイメージだったと思います。


<基準点?>

基準点って本当にそんな呼び方だったっけな……。本が手元にないので確認できませんが。

これは「人の幸せは相対性によって決定される」って感じです。

例えば江戸時代の生活と今の生活って全然違って、現代人は普通に江戸時代の将軍よりいい暮らししてるはずですが、それでも一般的な人は自分の生活を大して「恵まれてる」って思いませんよね。

それは基準値が「現代の生活水準」になっているからで、

「その基準から考えて自分がどこに位置するか?」

で物事を捉えるから、そんな風に思うわけです。

同じように、発展途上国の生活と日本の生活はやっぱり違います。

「アフリカの恵まれない子どもたちと比べたらあなたは幸せです」

と言われたって、「俺は日本に暮らしてるんだからアフリカのことなんて知らねぇよ」って感想しかわかない人も多いはず。

うろ覚え知識ですが、こういうイメージですね。


<損失回避性>

細かい説明は省略。


<感応度逓減性>

これは一応ちょっと自信ある言葉です。多分合ってるはず。

基準点から数値が外れると、感情の動き(感応度)がじわじわ鈍ってくる(逓減)、みたいな感じだったと思います。

0円→100万円
100万円→200万円
200万円→300万円
300万円→400万円

1億円→1億100万円

想像すれば分かると思いますが、「0円から100万円増えた」と、「1億円から100万円増えた」では感情の動きって全然違いますよね。

そんな感じです。

逆にリアルに想像できる10万円の借金100万円に増えるのと、1億円の借金が1億100万円に増えるのではやっぱり感情の動きが違うと思います。


・・・

なんでこんな説明書いてるんだろ。

えーと……。

今回の僕のケースでは、基準点が15万円ぐらいになってたので、そこから「下に外れた」11万円を「損失」として捉えてしまったわけです。

11万円って、一般的な基準からすれば十分なはずですが、基準点の考えから行けば「十分ではない」という感情が先立っちゃうんですね。

「お金持ちがお金を欲しがる理由」もこれで説明できると思います。

でも宝くじで大金を得た人が一気にお金を使っちゃう理由はよくわかりません。

基準点から極端に外れたせいで資金管理が終わっちゃってるって感じなんでしょうか。

うーむ。

何億円とかゲットしたら、とりあえずそのうちの何千万かぐらいは堅実な投資に回したいところですが。

ということで何を書きたいかわからなくなったところで、今日は終わりにします。

プロスペクト理論は単語を出すだけでドヤることができますので、ぜひ覚えておいてください。

実用性は知りません。

自分の客観視には役立つかも?

・・・

余談:

改めて今月使った広告費を入出金明細から確認してみたところ、実際に引き出された金額は80万円でした。

このまま行くと今月中の「実際引き出された広告費」は90万円ぐらいになりそうです。

のはずなんですが、なんか思ったより金額少なかったです。

※Google広告の管理画面


これに対して、報酬額の確定分は現状320万円。

残りの日数を考慮すれば400万円……ぐらいにはなるんだろうか?

なので、確定分から広告費を差っ引いた分は、310万円〜ぐらいになると思います。

問題は今の収入がどの程度継続してくれるかどうかですね。

普通に考えれば100万円でも利益があれば(1日5万円程度の発生)十二分ではあるんですが、これが人間の欲深さか……。

これもプロスペクト理論で説明できますね。

1つの収入に依存すると、それが崩れるだけでメンタルがやられる可能性は高いので、なるべく早く次の「収入の柱」を作りたいところです。

多分、バイトをやってても精神的に大した安心感がないのは、基準点との相対評価でバイトで稼げる金額がめっちゃ小さいからだと思います。

といったところで。

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