現在やってるトレード手法について、ルールに基づいた相場状況の確認メール(のようなもの)が数日に一度送られてくるんですが、どうにもそのルールのトレードのやり方と、僕のトレードのやり方が一致してません。
僕自身は割とリアルタイムに相場を確認しながらルールを見ているので、基本的にはそれこそ「ルールに沿ったトレード」しか行ってないにも関わらず、です。
送られてくる相場状況解説のトレードを忠実にやってれば、どう考えても利益が出ないはずはない……。
どういうことだよ……。
ってことで色々見てたんですが、どうにも「リアルタイムの相場状況確認」に基づいたトレードと、相場解説に現れる「ルール」に相違があります。
いや、基本的には正しいんですが、正確に言えば、
・相場解説に現れるルール(指標)
・相場解説に現れないルール(指標)
があるんです。
だから、
「確かにその通りに動いてるんですけど、でもリアルタイムで相場把握してたら、そういうトレードは不可能じゃないですか?」
みたいな状況が度々起こってくるんですよね。
なので全体としてはまさにルール通りに動いてはいるんですが、より細かな動きを見ていくと、「ルール通りになってない状況」もよくある、って感じです。
じゃあなんでこんな「違い」が人によって起こってくるのか。
それはおそらくですが、1つの要因として「把握しているルールの差」があると思われます。
僕自身は、今回学んだ手法のルールに沿ったトレードしか行ってませんし、基本的には「それで十分」という認識で取り組んでました。
しかし、実際に相場解説してくれてる人の立場では、今回のルール以外にも「別のルール」を持った上で相場の環境認識をしているはずです。
ここではそれぞれのルールを「長期ルール」と「中期ルール」に便宜上分けます。
なので、こういう「把握しているルールの差」によって、環境認識には以下の4つのパターンが実際には存在することになります。
A. 中期ルール=上昇、長期ルール=上昇
B. 中期ルール=上昇、長期ルール=下降
C. 中期ルール=下降、長期ルール=上昇
D. 中期ルール=下降、長期ルール=下降
ここで前提となってくるのが、「基本的には、相場の動きは短期になればなるほど正確に予想しやすくなる」という点です。
この前提に基づくと、長期ルールが有効となるのは「A」および「D」のパターンのみであることがわかります。
逆に仮に「B」「C」のパターンのときにエントリーしてしまうと、普通に損切りに遭っちゃう可能性が高くなるわけです。
僕自身は「中期ルール」を全く把握してないので、
「長期ルールで上昇または下降のサインが出ているなら、その方向にエントリーする」
という至極当然のトレードを行っています。
しかし実際には、その上昇・下降のパターンのそれぞれにおいて、「もし中期ルールに基づくなら、エントリーすべきでない」という相場も当然存在しているはずです。
最も確実なエントリーのタイミングは「A」および「D」ではありますが、それを僕は把握することはできません。
そして当然ながら「A」「D」それぞれのパターンにおいても、「確実にその方向に相場が動くとは限らない」という……。
ってことはですよ。
もし仮に「A」「D」それぞれのパターンにおいて、そのとおりに動く確率が90%だとしましょう。かなり大目に見て。
そして逆に「B」「C」のパターンでは、そのとおりに動く確率は…「中期ルール」に基づいた値動きをする確率が9割とするなら、1割ぐらいってことになりますね。
で、それぞれのパターンが現れる割合が均等であるとするならば……
長期ルールのみに基づいた値動きをする確率は、45%+5%=50%ということになります。
しかもこれは、「それぞれのパターンが均等に現れる」という前提に基づいており、普通に考えれば「長期ルール」よりは「中期ルール」の方が相場に適用可能な頻度は高くなるはず。
ってことはこれ、5割切る可能性も十分ありますよね!!!
これはヤバい。
中期ルール学ばないと勝てない的な手法なのでは?
そこまで考えてくれてるかどうかはともかく、個人的には「長期ルールのみ」に基づいたトレードを継続していった上で利益を出し続けるのは、ちょっとキツイんじゃないかと思い始めました。
じゃあ中期ルール学べよって話になってきそうなんですが、大体100万かかりますからね。
うーむ……。
どっちかというとこのルール、単独で扱うんじゃなくて中期ルールに組み込んで運用すべきルールだったんじゃないのか。
とか、考えました。
やっぱトレードやるなら、ある程度自分でルールを確立していくことを考えた方が良いのかもしれません。
一応現状で考えてるのは、シェラ様っていうめっちゃ怪しい人のルールを参考にしながら(トレードルール公開してませんが)、
・エリオット波動
・フィボナッチ
・プライスアクション
辺りについて学ぶことを考えてます。
それぞれ長期~短期の値動きのパターンを考える上では有用なのではないかな、と。
エリオット波動とかフィボナッチなんて宗教扱いされてますが(笑)
そもそもエリオット波動なんかは特に「例外的な動き」が多すぎるっぽいですからね。
まあ、有効にルール化できるかどうかは知りませんが、「あらゆる市場参加者のトレードルールを複合的に組み合わせたもの」に対して「人間の心理への洞察」を(特に中長期的な値動きに対して)適用するのは困難である、とも僕は考えてます。
なので、市場が何らかのランダム性と効率性を持つのなら、そういった「エリオット波動」とか「フィボナッチ」的なパターンが偶然生まれてもおかしくはないのかな、と。
そんな感じ。
デイトレ手法(中期ルール)については保留にしておきます。
長期ルールについてもしばらくは様子見ですかね……。
30~1時間足とか、比較的長めの時間足で見たらもしかしたら有効かもしれません。
しばらくはそれぐらいの時間足で条件を満たした場合のみでトレードやってみようかな。
2020年4月18日土曜日
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