ちょっと思い立って、日足MAっぽい480EMAと、一目均衡表の雲を入れてやってみました。
するとこういう見た目になります。ちょっとゴチャついてます。
FXismというところの手法のルールの1つとして、「雲を抜けてからエントリーする」というのがあるので、それをちょっと意識してみたら検証を高速化できないだろうか?という狙いがありました。
で、まあまあ上手くいかなくもない……のですが、せっかく取れそうなところが逆に雲が気になって取れなくなるとか、480MAがあることによってせっかく取れそうなところが取りづらくなる、ということが起こりました。
※例えば上図で言えば画面右側にエントリーポイントになるところに3本赤い線が連続していますが、その2番目のポイントはエントリー不可となります。しかし実際には「急下落からの急上昇+わかりやすい高値切り下げ+上値が200MAで押さえられている」というポイントであり、ショートする場合にはとても入りやすい形をしています。ただこのポイントは「雲の中」でもあり直下に480MAのため、ルール上はエントリーを避けなければなりません。
最後までは突っ走ったつもりなんですが、まあ、わかりやすい(+めっちゃ伸びる)ポイントを逃す可能性があるとなると、少し抵抗があるので、やっぱり2本のMAだけになりそうな気がしています。
後はこういう相場とか。せっかく上昇しているふうに見えるのに、ルール上はどうにも入りやすいポイントが見当たりません。とても勿体ない気持ちになります。
非常にスッキリしてエントリーしたくなるポイントが見えてきますね。
※例えばルールを追加して、「一度大きく480MAを抜けた場合には、200MAを割らない限りは480MAを無視する」とかやれば一応行けそうですが……それなら最初からシンプルに考えたいです。
少なくとも200MAを最初に明確に抜けて、押してきた最初のポイントでのロングはできそうじゃないでしょうか。
というわけでインジケーターが増えることでチャンスが減り、それによって勝率が上がって結果的に利益が増えるというのなら全然増やしてOKなんですが、どうにも僕の場合はそうならない気がしたので、やっぱMA2本でいいや……となった次第です。
「インジケーター増えすぎ問題」は、シンプルルールで上手くいかないときほど陥りやすい現象ですが、それにより更にドツボにハマってしまう可能性も高まりますので、注意が必要ですね……。
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次。ミスりやすい相場について。
2011年のチャートを振り返って本当によくあったミスが、こういうパターン。
こういう相場って、どっちかに損切り注文がめっちゃ溜まっている可能性が高いので、明確にどちらかに抜けたらめちゃくちゃ伸びる可能性があります。実際どっちかにめっちゃ伸びてますよね。
で、「その初動を逃したくない」という心理から、ちょっとでも高値が切り下がったり、安値が切り上がったりするとどっかでエントリーしたくなります。
しかしほとんどの場合その下値だか上値だかに引っかかって戻ってきちゃうので、損切りになったり建値決済になったりする確率がひじょーに高かったです。
もう何度見ても同じようなミスをしてしまう。
直近でも下ヒゲ見えてるのに、過去の私には何が見えていたんでしょうか。希望でしょうか。
こういう難しいところって明らかに避けるべきなのに入ってしまう辺りが「スキル不足」ということなんだと思います。まあ、上記パターンは別に入っても良いや感はあとから見てもありますが、他のところは避けられるようにならないといけないですね。
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最後。入れそうな形について。
僕の手法としては2本のMAしか使わない関係上非常にシンプルになります。「ラインを引く」ということも極論あまり考える必要はなく、強いて言えば「高値の切り下げ」と「安値の切り上げ」のみを見極める目を養えば、利益は出せるようになるんじゃないかと思い始めました。
というのも結局、入れるパターンってこの2本のMAのパターン上決まりきっているからです。
例えばこちら。2011年3月~4月の相場ですが、すごくわかりやすいです。理想的にはここで入れたら良いな、というポイントにマークを付けています。
20MAに対してレートが押してきて、安値を切り上げたら直近高値抜けでエントリー。という考え方ですが、なんかきれいに行けてますよね。
で、理想的にはこんな相場でだけエントリーできればめちゃくちゃ稼げます。じゃあこれって、どういうところでエントリーしているのかというと、ローソク足を消すとすごくわかりやすくなります。
伸びる相場ってまずこうなっていて、これ以外のところでエントリーするとろくなことになりません。クソみたいに20MAが横ばいにうねってるところで入っても全然ダメなわけです。
なので、例えば以下のようなイメージです。
それ以外の例えば赤丸のポイントではエントリーなんて考えずに、20MAがいい感じの形になるのを待つ。
四角のポイントで目線を固定しながら、下方向なら高値が切り下げたところからショート。上方向なら安値切り上げからのロング。
もし四角のポイントでエントリーを逃しても、赤丸のところで安値を切り下ようが高値を切り下げようが無視する。
そんな感じに考えればかなりシンプルになるような感じがします。なので、「形」さえ決まっていればそれ以外のところは完全に無視しながら、
・水平線が引けそうな注文集中ポイントがあれば気をつける
・200MAとの乖離が大きいポイントでは利を伸ばそうとしない
といったポイントに注意しつつ、安値の切り上げ方と高値の切り下げ方のパターンを極めればいい感じになるのではないでしょうか。少なくとも練習の効率化は図れそうに思えています。
まあ、出来上がったチャートで見るととても簡単そうに見えて、実際にやってみると難しいのですが……そこが練習が必要なところですね。
切り下げの形自体はわかりやすいものの、直下に連続して反発しているポイントも見え、判断が難しい……など。
画像左端の急上昇は、考えようにとっては取れなくもなさそうですが、今は考えないことにします。
そして画像右端の最後の上昇は、どうせわからないので無視しましょう。
こう考えていくと、狙うべきポイントが明確になるし、「どっちに入るか」という迷いも減らせるので、多分検証もだいぶ楽になるんではないでしょうか。そう思いたい。
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ということで今後はそんな方針でやってみたいと思います。
また気づいたことがあればなんか書きます。
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