2019年5月9日木曜日

直接的ライバル、間接的ライバル、感情的ライバル、(お財布のライバル)

ネオ作家プロジェクトで登場した「商品(サービス)の4つのライバル」が、考えれば考えるほどに難しいので、考えを整理するためにいろいろ書いてみようと思います。

4つのライバルは以下の通り。


1. 直接的ライバル
文字通り直接的なライバル

2. 間接的ライバル
同じ結果を得られるライバル

3. 感情的ライバル
同じ感情を得られるライバル

4. お財布のライバル
その他のお客さんがお金をつかう対象すべて


具体例としては、実際に音声の中で例に挙げられていたダイエットサプリがわかりやすかったので、それを紹介します。

ダイエットサプリの場合、直接的ライバルは「それ以外のダイエットサプリ」です。

ダイエットサプリAがあるなら、他社のサプリB、サプリCが直接ライバルに当たります。どれも同じ「ダイエットのためのサプリ」ってことで、完全に競合しますね。


間接的ライバルは、「痩せる」という同じ結果を得られる商品全般です。

痩せるだけならダイエットサプリのように「食べて痩せる」だけでななく、食事制限しても痩せますし、運動しても痩せます。

あるいは「サプリメント」でなくてもダイエットスムージーとかその他の食品系の商品でも痩せることは可能かもしれません。

なので、間接的ライバルとしてはそれらに加えて、トレーニングジムとか健康器具とか断食道場のようなものってことになりますね。


個人的には感情的ライバルが結構難しいです。

ダイエットサプリを飲んで得られる(期待する)結果は「痩せること」。

じゃあ、痩せた結果どうなりたいのか?どういう感情を得たいのか?というのが問題になってきます。

痩せて彼女が欲しいのか、痩せてただ自分に自信を持ちたいのか、何かしらの安心感を得たいのか。

もしも痩せるという結果によって得たいのが、「太ってたら女性に嫌われるから、痩せることで女性に好かれる自分になりたい」というのなら、別に痩せなくても良いわけです。

太っている人のほうが好きな女性もいるでしょうし、「今のままの自分でも十分女性に好かれる」という自信が得られるのなら、痩せる必要性はなくなります。

つまりダイエットサプリがなくても、最終的に得たい「感情」を得ることは可能です。

また、ただ単に「自分に自信を持てるようになりたい」というのなら、今の自分自信を肯定的な感情で受け入れることさえできればそれでいいってことにもなります。

だから、例えば自己啓発セミナーなどで自己肯定感を強められるのなら、それだけでも「感情的な目的」については達成できてしまいます。

…と、このように得たい結果こそ「痩せる」という1つですが、それによってなりたい「感情」は人それぞれ違ってくるはずです。

で、そんな「最終的になりたい感情」になれるような商品やサービスが、感情的ライバルになります。

つまりダイエットサプリの感情的ライバルとしては、結婚相談所やぽっちゃり男子専用の婚活パーティー、自己啓発セミナーなどが挙げられる……ということです。


お財布のライバルはまあ、家賃とか水道代とか通信費とか食費とか、なんでもありですね。

その人が何にお金を使ってるのか、によって大きく変わります。



まあ、ダイエットサプリなら一応「痩せてどうなりたいか」がわかりやすいのでいいと思います。

ただ今回のネオ作家スクールの宿題やってて難しいのは、例えば「目薬」なんかだとどうなるのか?って話です。

目薬の直接的ライバルは別の目薬。

間接的ライバルは、目薬の目的が「眼精疲労を癒やす」というのなら、目を温めたり冷やしたりするような道具とか、アイマッサージャーみたいな目の周りの血行を良くする道具とか、……温泉なんかも入ってくるのか?

ともあれそんな感じで「得たい結果」についてはわかりやすいです。

しかし、目を癒やすことによってどんな感情になりたいのか?については難しく……。

ただ単に日々を快適に過ごすことが目的なのか、それとも目の疲労というストレスを抱えずに効率的に仕事をこなすことが目的なのか、はたまたそれ以外にも目的があるのか……。

判断することが難しいです。

仕事を効率的にこなすことが目的なら、結局さらにそこから進んで「大金を効率的に稼ぐこと」を目的として、お金の稼ぎ方を教えるセミナーだとか投資セミナーみたいなのが感情的ライバルになるんでしょうか。

目薬のライバルが投資セミナー。

ここだけ見れば意味がわかりませんが、突き詰めて考えればそういうことになり得ますよね。

でも冷静に考えれば、これってライバルになるのかって言ったら「目薬を取るか、投資セミナーを取るか」って選択肢を突きつけられたら、お金を稼ぎたい人ならどっちも取りそうです。

そういう意味ではあまりライバルにならないような気もするので、今回のケースでは飛躍が大きすぎる…と言えるかもしれません。

となると何が感情的ライバルになり得るのかと考えれば、「目の疲労を感じないようになるか、それとも日々のストレスを軽減して疲労を感じにくくする」って目的さえ達成できればそれでいいんじゃないか、という話になります。

であれば、先にも出てきた自己啓発セミナーのようなものが、実は感情的ライバルになるんじゃないか?とも考えられますよね。

リラックスできれば目の疲労が抜けるというのなら、リラックスする方法を学べば良いですし、それによってストレスなく仕事ができるならそれがベストです。

うーん、難しい。

普段あんまりそこまでライバルとか考えたことなかったので、新鮮ではありますが……これを何十個の商品やサービスに対してやっていくのはかなり大変です。

ただこの過程で「自分が何にお金を払ってきたのか、何を解決したいと思っているのか」というのが明確化するので、次の宿題のためのアイデアになりますね。

実はかなりよく考えられた宿題なのかもしれません。

とまあ、感情的ライバルについては正直まだよくわかってませんが、こんな感じで。

流れなどほぼ考えずに記事を書いているので支離滅裂な感がありますが、何かの参考になれば。

(お財布のライバルを除いた)3つのライバルを考えるのって、アイデア発想のいいトレーニングになりますね。特に間接的ライバルと感情的ライバル。

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