昨日、誘導リンクの変更をしたって書きました。
これまでは「広告っぽくない見た目」を狙って、URL形式の誘導リンクを置いてました。
まあ、どんな形式だったかはそれぞれの記事の画像を見ればわかると思いますが、
http://www.google.co.jp
みたいな感じです。
ただこれ、スクロール到達率的には29%?だったかな?
それぐらいあるにもかかわらず、なぜかそのリンクのクリック数がゼロだったり、読了率が14%なのに、そこから広告主サイトに誘導できる割合が14%だったりと、なんかめっちゃ割合低かったんですよね。
(なんか同じこと書いてますが、興奮してるんだと思って温かい目で見てください)
で、そこでこのURLリンクの形式を「ボタン」に変更したわけです。
変更の内容については前の日の記事を参照してもらえればわかりますが、ひとまず僕が施した変更は以下の通りでした。
1:ボタンにする
2:とりあえず赤色にする(これは1週間毎に色テストを行う)
3:ボタンの誘導文言は「ベネフィット」にする
ボタンに書く文言は結構迷ってて、普通に「無料登録はこちら」とかでも良かったんですが、なんか面白くありません。
そこで僕が利用したのは、LPの中で使用している単語を用いる手法。
鉄板LPの手法として「共通の敵」と「その倒し方」ってのがあるんですが、ここではその「倒し方の決め手」を使ってみることにしました。
えーっとなんだろ。
「共通の敵」ってのは、例えば今の不景気の原因が安倍くんだとか、そんな感じです。
日本がアメリカの言いなりになってるのは政治家が弱腰だからだ!!!
とかそんなイメージでしょうか。実はこの敵は本当の敵である必要はなく、多くの人の共感が得られさえすればそれで良いです。
「あなたがサプリメントを飲んでも効果が実感できなかったのは、そのサプリに効果がなかったわけじゃなく、腸が汚れてたからなんです」
こういうふうに表現するわけですね。
で、その理由をちゃんと説明することができれば、後はその「敵の倒し方(武器)」です。
「じゃあ、汚れた腸を綺麗にするには……」
どうすればいいんでしょうね。
僕が知ってる方法はサイリウムとかバナナを毎朝一本食べるとか、直接腸内洗浄するとか、そんな方法ぐらいですが。
まあ、とにかくLPでは「共通の敵」と「倒し方(武器)」が上手くハマれば多くの人の共感を得られやすくなりますし、だからこそその敵の倒し方に説得力が生まれて、たぶんなんかCVRが上がったりするんだと思います。(適当)
で、まあ普通に「無料登録はこちら」だと面白くないですし、「無料?登録?って何?何がどうなるの?」みたいに疑問に感じる人もいるんじゃね?って思ったので、そのボタンの文言を読むだけで「どんな武器が獲得できるか」がわかるようにしてみたわけです。
その結果、金曜と土曜だけで誘導数がめっちゃ上がりました。
具体的には、これまでトータルで「20」ぐらいだったのが、今の時点で「37」に。
しかもこれ、実質金曜日に修正が終わったのって夕方ですし、しかもその時点で金曜日の誘導数は「0」でしたからね。死にそうでした。
それだけの時間で15以上?多分?増えたのはめっちゃデカイです。
変更以降の誘導率は10%に届く勢いですし、昼よりも夜の方が誘導率は上がる傾向にあるので、おそらく土曜日中にさらに誘導数は増えるはず。
正直、LPを公開した当初は1日の誘導数は「5」で御の字レベルだったので、
「これ誘導率10%って無理なんじゃね?っていうか、コンバージョンに最適化してない状態で10%とかどう考えても無理ゲーだから、最終的な目標値のこと言ってんじゃね?」
ってガチで思ったりしたんですが(普通に誘導1とか0とかの日もありましたし)、どうやら最初のLPの構成が悪かっただけみたいです。
つまりFacebookなら、割合「フラットなユーザー」を誘導したとしても、誘導率10%を目指すのは現実的だということ。
ちなみに広告のクリック率の目標値は、Facebook広告マスター講座によれば「2〜4%」ってことなんですが……。
こちらはなんかもう、最初に作成した広告のクリック率が現状で11〜14%ぐらいを推移してるので、「え?そんな低くていいの?」って思ってる感じです。
・・・
ちょっと話はそれます。いや、やっぱあんまそれないかも。
Facebook広告で「コンバージョンに最適化」を選ぶ場合、コンバージョンデータはおよそ「1週間で50」必要とされます。
つまり平均すると「1日に7件のコンバージョンデータ」をFacebookに送ることができなければ、上手く「最適化」がかからないということです。
最適化=Facebookが自動的にコンバージョンしてくれそうなユーザに広告配信を寄せてくれる
ってことなので、最適化がかからなければ広告主は常に不利な戦いを強いられることになります。
じゃあこれ、例えば1日に1件とかしかコンバージョンが取れなきゃどうなるのか。
最適化がかからない=クリック単価が徐々に高くなり、配信量自体も減っていく
ってことになるんですよね。
浜本さんいわく、最低でも週に15〜25件は欲しいってことで、まあでも、その後のフォローアップ音声の中ではやっぱり「週に50件のデータが欲しい」って言ってます。
「アフィリエイトならデータ貯めるのは割と簡単」とも。
ただ、僕のこれまでのデータを見れば分かる通り、1週間に50件のコンバージョン獲得って、そう簡単なことでもありません。
僕の場合ではCMP配信を行った場合、大体1000インプレッションの金額が2000円程度。
広告が1000回表示されるのに必要な金額は、約2000円です。
ここで、上で示した「広告クリック率の目安」を見てみましょう。
最低でも「2〜4%」は欲しいって書いてありますね。
仮にここで広告のクリック率が3%だと仮定してみます。
すると、2000円の広告費で得られるクリック数は、
1000×0.03=30!!!
なんと30人しか誘導することができません。何ということでしょう。
これで例えばLPの誘導率が10%だとしますよね。
すると、1日に獲得できるコンバージョン数は「3」ということになります。
じゃあ、1日に平均7以上のコンバージョンを獲得するには、どれだけの広告費が必要でしょうか?
4000円でも足りません。
5000円あればなんとか行けそうですね。
そうです。
なんと「コンバージョンに最適化」に必要な最低限のデータを獲得するために、合格水準の広告クリック率と誘導率をもってしても1日5000円もの広告費が必要になってくるんです。
これが1ヶ月続くなら、1ヶ月あたりの広告費は15万円。
僕の残高は現在30万ぐらい。
2ヶ月で全部なくなる。
実際、Facebook広告マスター講座の中で浜本さんが紹介している「開始1ヶ月で利益100万超えた事例」でも、その日予算は5000円スタートです。
でも僕はお金がないので、日予算2000円でスタートしたい……っていうか、それ以上広告費を増やすと生活できないリスクが出てくる。
っていうことで、割と切羽詰まった状態でFacebook広告やってるんですよね。
僕はFacebook広告をまともにやったこともなければ、ストーリー形式のLPをまともに作った経験もほぼありません。
ということもあり、最初の週の1週間のコンバージョン数(誘導数)は20。
15〜25っていう最低水準をクリアはしてますが、Facebookが公式で出してる水準には達していません。
ただ、幸いにも広告クリック率は10%を超えていて、1日にLPに誘導できるユーザー数自体は100程度は確保できていました。
なので、LPの誘導率の引き上げに成功さえすれば、なんとか最適化をかけられる……って状況でした。
いろいろ精神的にも疲れますが、そういった状況がある意味功を奏したと言えるのかもしれません。いや、素直にLPの改善を楽しめないって意味ではヤバイですが。
なんとか今回の改善により「LPの合格ライン」には達したと言えるんじゃないでしょうか。
現状のペースを維持することができれば、「1週間に50以上のコンバージョンデータ」は確保できそうですし、それが確保できるなら予算を少しずつ拡大して利益を拡大することも可能になってきます。
(現状の最大の問題は「特単いくら出るの?」ってことで、CPAが2000以上である限り、広告を運用すればするほど赤字になっていきます)
まあ、別に誘導率が上がったからって本CVが取れてるってわけじゃないですが……少なくとも最低限のラインはクリアできたということもあり、「第一目標は達成」と言っていいと思います。
もちろんまだ「その日だけのまぐれ当たり」の可能性もありますので、ちゃんとしたデータを取ろうと思えば1週間ぐらいのスパンで見ていく必要はありますが、この増加の仕方はこれまでとは「質(感覚的なもの)」が違うので、おそらく問題ないはずです。
なので、ひとまずLPの改善については、「大きな変更」はこれでおしまい。
後は、
・規約に違反しない範囲内で「強い単語」を使う
・「漢字→カタカナ・ひらがな」の相互変換など
・ボタンの色変更による誘導率の変化
といった「細かな変更」がメインですね。
もしかしたらストーリー部分を影響のない範囲で削ることにより、さらに読了率を引き上げることも可能かもしれませんが、ちょっと優先度は下げても大丈夫かな、と。
次の目標は、いかに誘導率を確保した状態で、本CVRを引き上げられるか。
……ですが、正直これはちょっと一人では改善できる気が……。
下手にいじれば大幅に誘導率が下がる可能性がありますし、それで逆に本CVRまで下がれば目も当てられないですからね。
現状、誘導リンクまでに必要な情報は与えられているって自信はあるので、それほど問題はないんじゃないかと思ってます。
現状はまだまだ本CVRは低いですが、コンバージョンに最適化がかかっていけば、おそらく上がってくるんじゃないかと。(というか、すでにそこそこ誘導率が高いのに、最適化したらさらに上がるようになるんでしょうか?)
浜本さんの初月100万事例でも、最初の方の本CVRは3%ぐらいって話があったので、あまり心配する必要はないんじゃないでしょうか。
・・・
ところで、「LPの誘導率を上げるだけ」なら、例えば「商品画像とその直下に誘導ボタンを置くだけ」の構成だと40%とか出たりします。
でもそれだと、「すでに十分な購買意欲をもっているユーザー」しか買ってくれないので、誘導数が多くてもほぼ何の意味もありません。
なので、本CVRを引き上げるためには、
「いかにユーザーに必要な情報を多く与えながら、広告主サイトへの誘導率を引き上げられるか」
というのが重要になってきます。
ユーザーに必要な情報を増やせば増やすほど、LPの文字数は多くなる。
でも、LPの文字数が多くなれば、誘導率は下がる。
どうすれば誘導率が下がらないように、多くの「必要な情報」を与えられるか?
ってことになるんですよね。
まあ、だから文章が読まれやすい傾向にあるFacebookだと「ストーリー」が有効だって言われてるんだと思いますが。
僕が「本CVRの面ではそれほど不安視する必要はない」って思ってるのは、現状すでに「そこそこ十分長いLP」で、それなりの誘導率を確保できてるからです。
もちろん長けりゃそれでいいぜ!ってわけではありませんが、ストーリーを通して十分に読み手に対してベネフィットを認識させることができれば、本CVにつながる確率も上がりますよね!
ってことでした。
だいぶ話がとっ散らかりましたが、改善が上手く行ってるテンションで書いてるだけなので勘弁してください。
マジで現状誰もブログ読んでないのでこれだけ自由に書けてるんだと思ってますが、将来誰かの参考になればまあそれはそれでいいかな、と。
終わり!!!
2019年6月1日土曜日
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