昨日に引き続き、検証を続けています。
zigzag(2)は便利です。波も見えやすくなるし、ダウの方向もわかりやすいし、自分の波のサイズの先入観を補正してくれるので、とてもチャート自体が見やすくなります。
ただ、特にエントリーの基準にこれを使う場合、欠点もあります。
・極端にエントリーチャンスが減る
・損切りラインが遠くなるため、リスクリワードが悪くなる(めっちゃわかりやすい長く続きトレンド相場なら最強ですが、それ以外だとプラマイゼロ近いのがすごい多い気がする)
というわけで、僕としてはこれを補うためにzigzag(1)を使ったら便利でいいんじゃないか…とそう思っていたわけです。
実際、ドル円2009年マスターとしての実績では、かなりいい感じでした。
でも2010年ぐらいに入ってくると、なんか暗雲が垂れ込めます。
4時間足20SMAの押しや戻りのチャンス自体は結構あるのですが、なんと大抵の場合にzigzagレベルでは波がいい感じになっていません。
それどころかなんかzigzag(2)と違って(1)になると再描画が多くなって、チャートが通り過ぎて初めて「あれ、なんかこれエントリーチャンスだったじゃん」となることが割とあるのです。
例えばこんな相場が2010年にありました。
これはローソク足を表示させてますが、例えば左側の◯。
非常にわかりやすく75SMAで押さえられて高値を切り下げていますので、上昇トレンドからの転換を狙う場面としてはとても良いエントリータイミングであるように見えます。
しかし、zigzag(1)レベルではこの波は表示されませんので、スルーすることになります。
また次の丸を見てみると、今度は75SMAまで戻して再度入れそうな雰囲気があります。
が、なんかzigzag(1)的には微妙になんか右側が大きいハサミみたいな形になってます。
なので、もちろん入れません。
これは比較的入らなくてもいいやって形をしているのですが、
こういう非常にわかりやすい形になってくると、全てを破壊したい気持ちになってきます。
本来であればリスクリワードが凄まじいことになりそうな相場なのに(一旦の利確目標が直近高値)、スルーするという。
入るタイミング自体は明確であるのに、なんか取れない。
といったところで、zigzagを使うことの最大の欠点が見えてきます。
それは、リスクリワードが本当に良い相場ほど、上手く描画されてくれないので、チャンスを逃すことがよくあるということです。
もちろんめちゃくちゃ上手く機能する相場もゼロではありません。が、稀です(年に1回ぐらいはありそうです)。
というわけで、4時間足レベルの押し戻りだけに集中するのであれば、そこのローソク足のパターンを極めたほうが有用かもしれません。
という話でした。
4時間足レベルの押し戻りに関しては、こちらがすごく参考になります。
100億円トレーダーさんのツイートの中の「15億稼いだ方法」というもの。
15億円稼いだトレーダーと会ったそうですが、その人はひたすら同じパターンだけを練習したそうな。
実際確かに「ほっといても伸びる相場(リスクリワードが2を超えてくるような相場)」ってこのパターンぐらいな気がするので、これだけ練習するのが理にかなっていると思います。
参考にしてください。
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