2024年3月7日木曜日

嘘つきました

 昨日に引き続き、検証を続けています。

zigzag(2)は便利です。波も見えやすくなるし、ダウの方向もわかりやすいし、自分の波のサイズの先入観を補正してくれるので、とてもチャート自体が見やすくなります。

ただ、特にエントリーの基準にこれを使う場合、欠点もあります。


・極端にエントリーチャンスが減る

・損切りラインが遠くなるため、リスクリワードが悪くなる(めっちゃわかりやすい長く続きトレンド相場なら最強ですが、それ以外だとプラマイゼロ近いのがすごい多い気がする)


というわけで、僕としてはこれを補うためにzigzag(1)を使ったら便利でいいんじゃないか…とそう思っていたわけです。

実際、ドル円2009年マスターとしての実績では、かなりいい感じでした。

でも2010年ぐらいに入ってくると、なんか暗雲が垂れ込めます。


4時間足20SMAの押しや戻りのチャンス自体は結構あるのですが、なんと大抵の場合にzigzagレベルでは波がいい感じになっていません。

それどころかなんかzigzag(2)と違って(1)になると再描画が多くなって、チャートが通り過ぎて初めて「あれ、なんかこれエントリーチャンスだったじゃん」となることが割とあるのです。


例えばこんな相場が2010年にありました。


これはローソク足を表示させてますが、例えば左側の◯。

非常にわかりやすく75SMAで押さえられて高値を切り下げていますので、上昇トレンドからの転換を狙う場面としてはとても良いエントリータイミングであるように見えます。

しかし、zigzag(1)レベルではこの波は表示されませんので、スルーすることになります。


また次の丸を見てみると、今度は75SMAまで戻して再度入れそうな雰囲気があります。

が、なんかzigzag(1)的には微妙になんか右側が大きいハサミみたいな形になってます。

なので、もちろん入れません。

これは比較的入らなくてもいいやって形をしているのですが、


こういう非常にわかりやすい形になってくると、全てを破壊したい気持ちになってきます。

本来であればリスクリワードが凄まじいことになりそうな相場なのに(一旦の利確目標が直近高値)、スルーするという。


入るタイミング自体は明確であるのに、なんか取れない。

といったところで、zigzagを使うことの最大の欠点が見えてきます。

それは、リスクリワードが本当に良い相場ほど、上手く描画されてくれないので、チャンスを逃すことがよくあるということです。

もちろんめちゃくちゃ上手く機能する相場もゼロではありません。が、稀です(年に1回ぐらいはありそうです)。


というわけで、4時間足レベルの押し戻りだけに集中するのであれば、そこのローソク足のパターンを極めたほうが有用かもしれません。


という話でした。


4時間足レベルの押し戻りに関しては、こちらがすごく参考になります。

100億円トレーダーさんのツイートの中の「15億稼いだ方法」というもの。

15億円稼いだトレーダーと会ったそうですが、その人はひたすら同じパターンだけを練習したそうな。

実際確かに「ほっといても伸びる相場(リスクリワードが2を超えてくるような相場)」ってこのパターンぐらいな気がするので、これだけ練習するのが理にかなっていると思います。

参考にしてください。

というかこのブログより参考になります。

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