トレンド方向の「押し」とか「戻り」(以下めんどくさいので「押し」で統一)って、難しいじゃないですか。
色々ルールを設ければ設けるほどなんかよくわからなくなり、それによってチャンスなはずのトレンド相場で全くエントリーできなかったり、逆にチャンスでもないのにチャンスっぽく見えてエントリーしたら即損切りにかかったり。
でも一番損切り幅を狭くできる上に、有利な条件でエントリーできる可能性があって、しかもわかりやすい(はず)のがこの「押し」でもあります。
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今日損切りになりそうなエントリーポイントについて考えてました。
こちらを見てください。
個人的にエントリーしようと思ったのがその次の「押し」?っぽく見えるポイントで、赤丸のところです。
比較的よくありながら、「自分のエントリー見られてるのでは?」と思いながらイラっとする値動きですね。
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それで、このエントリーの問題について改めて考えていたところ、「押し」の捉え方を間違えていたのではないかと考えました。
基本的に全ての「押し」(らしきものも含めて)について当てはめられそうなルールの1つが、「20MAまで戻ってきてること」であり、完成したチャートを見る限りは実際にそうなっているように見えます。
ただこの考え方だけでは明らかに不十分で、これを忠実に守ることによって実際には損切りを食らう場面も多く出てきます。
そこで改めて思い至ったのが、「現在エントリー中のトレーダーの決済ラインに引っかかっているかどうか」という視点です。
これに従うと、1枚目の画像においては明らかに急下落しているポイントがあることから、そのポイントが「トレンド方向にエントリーしていたトレーダーの決済ライン」だったことがわかります。
と同時に、その急下落したポイントの直上には、トレンドと逆方向にエントリーしたトレーダーの決済ラインが存在するだろうこともわかります。
……ということは、もしトレンド方向に改めてエントリーするのであれば、その「逆方向にエントリーしたトレーダーの決済(損切り)ライン」をエントリーポイントにすれば、その方向に伸びやすいだろうことが想像できます。
青線:順方向のエントリーの決済ラインと、逆方向のエントリーラインが重なったポイント
赤線:逆方向のエントリーの決済ラインと、順方向のエントリーラインが重なったポイント
となっていることが見て取れます。
検証はまだ足りてませんが、少なくとも明確な押しの条件の1つであり、かつ「これからまだ伸びる相場かどうか」を判断するのに、
「トレンド方向のトレーダーの設定した決済ラインにかかって、明確に下落しているか?」
というのを付け加えると良さそうな気がします。
一方この判断に従えば、2枚目に示した画像においては、トレンド方向にエントリーしたトレーダーの決済ラインにかかっていない(可能性がある)ことがよくわかります。
仮にトレンド続伸における一時的な押しだと判断するのなら、やはり青ラインを割ってから改めて上昇してきたときに考えるべきだったように思えます。
もし仮に青ラインを割ってきて、そこから改めて上昇した上で赤ラインを抜けてきたのなら、そこでエントリーしても良かったのかもしれません。
改めて考えるならば、ある意味「わかりやすいWボトムのネックライン」を一瞬抜けて下落した時点で、青ライン付近に初心者の決済ラインがあることを判断し、そのポイントを逆利用してエントリーすることもできるのかもしれません。
正直瞬時に判断するのは難しいので、現時点では僕にとって現実的ではありませんが。
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ともあれ、「上記のわかりやすいWボトムでなぜ入ってはいけなかったのか?」という判断について考えていくならば、やはり押しの判断ルールの1つとして、「わかりやすい決済ラインを一度抜けていること」を入れるのは役立つ気はしています。
この視点を入れてみると、「なんでそんなところでエントリーしてしまったの?」と逆に疑問に思える気もしますね。ある意味では「カモ」を狩るのに絶好のポイントだったのかもしれません。
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ということで後は、
・この判断がどの程度の相場パターンに当てはまるのか
・この判断を加えることによって逆に貴重なチャンスを逃すことにならないか
といったあたりの検証が必要になりそうです。
これが本当に役に立つ考えならいいのですが。
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