相変わらず変化のない毎日を送っています。
FXに関しては……なんか結局練習してないので、進歩も特にありません。
8月に入ったこともあり色々とこれまでの経験を踏まえた上で言えることは、もし資金を短期間で多く増やしたいのならば、デイトレよりもスキャルピングの練習をしたほうが良い、ということです。
直近ではずっとデイトレのトレーニングを積んできたので、「結局そこに帰ってくるんかい」と自分に言いたくなりますが、そういうわけで、その練習アイデアについて書いておきます。
ベースは「分速スキャルチャート改」です。多分調べれば出てくるのか?
FXismというコミュニティで教えられているスキャルピング専用のチャートで、これをベースに練習していく形を取ろうと思っています。
今までは練習がめんどくさくていきなり実践に入り、「かてねーじゃねーか!!!」とすぐ嫌になって止めていたのですが、そろそろ本格的にそんなことが言ってられなくなってきたので、真面目にこれをベースに結果を出せるようになるにはどのような練習をすれば良いのか、という観点から方法論を考えていきます。
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チャートに表示させるのは以下の通り。
・ボリンジャーバンド3σライン
・MTF-MA 5分10SMA、15分10SMA、1時間10SMA、4時間10SMA
・一目均衡表(雲のみ)
・パラボリックSAR
フォレックステスター6で表示したのが以下です。
手法としては非常にシンプルで、15分足以上のMTF-MAがパーフェクトオーダーになっているとき、ローソク足が終値で抜けたらエントリーする、というものです。
これはチャート見ればイメージがわくと思います。
完全なトレンドフォロー型の手法で、ある程度は機械的にエントリーすればそれでOK!というシンプルさから、「これなら誰でも勝てるんじゃないか」と思わせてくれます。
特に勢いよくトレンドが出ている相場だともはや無敵のような勝率とリスクリワードを誇るため、気分も良くなります。(※以下はイメージ)
というわけでこんな感じでエントリーできれば基本すぐ億万長者になれそうな手法ではありますが、実際の相場でやってみると、そう上手く行きません。
というのも、いくらMAがパーフェクトオーダーになっていたとしても、以下のような相場はいくらでも出てくるため、どこでもかんでもエントリーすれば損切りまみれになる可能性もあるからです。
基本は損切りライン(ストップロス)は安値の下に置くため、上記の画像のような相場だと、基本はリスクリワード1:1を達成できずにすべて損切りとなります。
リアル相場でこれをやらかすと一瞬で僕のようにやる気を失い、次の手法を求めることになります。
なので、練習の目的としては「伸びない相場でエントリーしないためにどうすればいいのか」を追求するものとなります。
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まずは、「MAのパーフェクトオーダーを厳密に守ること」がその第一となります。
厳密に守るというのは、
・ロングをする場合、4時間足10SMA、1時間足10SMA、15分足10SMAがこの順番に並んでおり、かつ全て上向きであること
・ショートをする場合、4時間足10SMA、1時間足10SMA、15分足10SMAがこの順番に並んでおり、かつ全て下向きであること
ということです。
順番がズレていたり、傾きが中途半端な相場はすべて「無視」することが非常に重要です。で、これがメンタル的には実は結構難しいです。
というのも、例えばこの記事の2番目の画像、実は画像の前半の方では厳密なパーフェクトオーダーになっていません。
でも、相場自体は下がり続けており、しかも(後出しではあるものの)ほとんどすべてが利確可能なエントリーポイントになっています。
これを実際に動く相場の中でエントリーしないようにするのは、実は結構難しいです。
なのでその誘惑を振り切った上で「パーフェクトオーダーになったとき『だけ』」にエントリーを絞る練習が必要になります。
実は相場を見ていると、4時間MAを無視して1時間MAと15分MAだけがパーフェクトオーダー(?)になっている場面でも、いい感じに動くように見える場面は非常に多いです。
特に4時間足MAとそれ以外の2本のMAの乖離が大きい場合は、その値動きは顕著になります。
これなんかめっちゃショートで入れそうじゃないですか。で、入りたくなるわけです。でもルールを厳守して、「絶対にパーフェクトオーダー以外のときは入らない」と決め切る。
まずはそうやってデータを実際に取ることで、「統計上有利な手法である」ということを自分自身に染み込ませることがその目的となります。
要するに「パーフェクトオーダーのときだけルールを守ってトレードすれば、長期的に見ればまず資金は増えるよね」という精神的な土台をまずは構築するわけです。
その土台を作った後であれば、このような特殊なルールを好みで追加していくのもOKだと思いますが、土台すらない状態で「エントリーチャンスが増えそうだから」という理由からエントリーしていくと、ほぼ間違いなく資金が減っていきます。
それは統計上有利な手法を実践しているわけではなく、ほぼ感情トレードのようなものに過ぎないからです。
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というわけでまずは練習その①。
パーフェクトオーダーのときだけにエントリーできるようにしよう!!!!
そのためにどうすればいいのか考えてたんですが、とりあえずは5分足チャートに15分足以上のMTF-MAを表示させて、チャートを実際に動かしながらパーフェクトオーダーになったときに垂直線を引く、とかやると良いはずです。
目先の動きを完全に無視して縦線を引けるのかどうか。
と同時に、目先の動きを無視してパーフェクトオーダーのチャンスだけに注目したとき、実際に1ヶ月でどれほどのエントリーチャンスがありそうか、というのを視覚的にも把握することができます。
これは、「パーフェクトオーダーのときだけチャンスを待ってたら、エントリーチャンスが減るんじゃないの?」という精神的な焦りから解放されるための練習でもあるわけです。
実際僕自身が今まさにそう思っているため、こういった「エントリーの頻度を実際に体感するための練習」は役立つと考えています。
15分足トレードなどだといくら優位性が高くて勝率が高かろうが、1週間にせいぜい1~2回しかまともなエントリーチャンスはありません。
実際のライフスタイルに合わせてエントリーできればいいですが、仕事中や寝ているときにエントリーチャンスが来ていれば、それだけでも貴重なエントリーチャンスを逃すことになります。
しかも当然勝率は100%にはなりませんから、精神的な焦りはより大きくなるはずです。
だからこそ、まずは「ちゃんとエントリーできるチャンスは沢山あるんだから、今は眼の前のチャンスに見える場面はスルーしよう」と思えるようになることが大事だと考えます。
まずはそのための練習です。
あ、あと、MTF-MAは当然ながら値動きに応じて再描画されるので、完成したチャートでいくらチャンスに見えようが、現在進行系で動いているチャートでそうなっていない可能性もありますので、その確認のための練習でもあります。
進行中のチャートでパーフェクトオーダーになった場面と、その場面を完成したチャートで見た場合、どのようなギャップがあるのか実際に確認する意図もあります。
こんな感じでパーフェクトオーダーになった場面に縦線を引いていきます。
やってみると、意外と「パーフェクトオーダーだから伸びる」というわけでもないことがわかります。(一方で死ぬほど伸びる相場もあり、そういう場面でエントリーできればそれでいい、とも思えてくる気もします)
まずはエントリーとか考えず、これだけ徹底的に。
待っていればそのうちチャンスは勝手に来る、という考えを染み込ませましょう。
というわけで今回は以上。
練習がんばりましょう!!!